社会で生きていくために必要な基礎能力

社会で生きていくために必要な能力は何か。もちろん読み書きなどができないと話にならないが、それよりもっと根本的な必要条件ともいうべき能力がある。
それは
他人から愛される能力
である。


コミュ力ではない、愛される能力だ

僕は記憶をさかのぼっても家族以外から、愛されたことが無い。愛されるというのは、ここでは、気に入られるとか、受け入れられるとかである。
小学校から大学までいろいろなクラブ・部活などのコミュニティに所属していたが、僕自身が愛されたことは無い。後輩とかの世話はよくしていたから慕われていた感じもあったが、それは単なる社交辞令だったかもしれない。
特に教師には好かれない。会社の上司にも好かれない。年上に好かれないのかもしれない。
おそらく可愛げがないのだ。確かに尻尾を振るなんて絶対にしたくなかったし、どうでもいい事で上司を持ち上げることもしなかった。尊敬できる部分は素直にそう発言していたが、表現力がないので伝わっていなかったかもしれない。

感情表現があまりはっきりしないので、不気味な奴と思われていたかもしれない。長戸よりは表現していたと思うが、もこっちみたいになっていた可能性は否定できない。

そんなおかげで、どのコミュニティに属していても、(上の人間から)好かれたことがない。
コミュ力自体はがんばって鍛えていたと思う。ひねりの利いた発言を控えれば、聞き上手として良く酒の席に誘われた。技術や勉強の話など目的がある会話はそれなりに話せたし楽しかった。女・酒・ギャンブルの話はついていけなかった。
そのせいでつまらない奴と思っていた人もいたはずだ。

しかしそれこそが重要だったみたいだ。恋愛の話やギャンブルの話など己の弱みを話さなければならなかったのだ。それができずに、そもそも経験がないのだが、僕は孤立した。これもコミュ力の一種かもしれないが、愛される能力と分類しよう。

上司・教師に愛されないと、どういう結果を生むか。仕事をもらえないし、アドバイスもおなざりになるし、アフターフォローなんてもってのほかである。この状況で成長するにはかなりの努力が必要とされるし、コミュニティという戦場以外に心の支えがいるだろう。


ついには家族にも

家族はもう僕のことを重荷に感じている。いつも親戚の子供のことを話しているし。
僕のことを話すのはタブーのようになっている。僕がどれだけがんばっても駄目だったことを力説したのがよくなかった。どうしてネガティブなことを言うときだけ弁が立つのだろう。
もっと家族といる時間を減らさなければ、だんだん険悪になるだろう。家には寝るためだけに帰るようになるのが理想である。体力が戻り次第、そうしたい。

しかし、家族にも愛されないってよっぽどな気がする。家出する少年少女が存在する理由がわからなくもない。しかし中高生で健康な体があるなら将来に絶望する意味がわからんのだが、よほど環境が悪いのか?

家族も一つの社会、すなわちコミュニティである。
多くの人が一番最初に関わるコミュニティである。そこでも愛されないのは少々きつい。きついのはいいんだが、世話にならなければ生きていけない状況がつらい。
ていうか僕は一番年下だから好かれないのかもしれない。妹がいればよかった。弟はリア充になりそうな気がするから嫌だ。
どうせ最終的には皆離れていくだろうけど。


金を払っても

そして前回の日記につながるのだが、僕は医者にも嫌われる。
一般的な症状がでない患者は医者に嫌われる - Random Work To
一応、金を払ってきている客である。でも追い払われる。なぜか。
愛される能力がないからだ。
この能力がないと、病気の治療すら困難になるのかもしれない。なんとも世知辛い世の中である。


まずは愛せよとかいう奴

上の人間に親切にしても大抵、いい顔をされない。仕事を奪った、みたいな顔をされることが多い。
年下は、少なくとも表向きは感謝してくれる。だからよく手助けをしていた。
今思い返すと、迷惑だったかもしれない。しかし顔には出さないのは良い後輩をもったものだ。
手伝いや親切にすることは僕なりの愛情表現だったのだが。
ともかくまずは愛する、ということを実践しているが、世の中の人間は大半が恩なんぞ三日で忘れる。
感謝されることを期待しているわけではないが、ありがとうの一言は欲しいものである。
もちろん感謝してくれる人もいる。だけど彼ら/彼女らは、びっくりするほどあっさり人生が好転していく。そして一度軌道に乗れば、僕のことなんて忘れる。
僕はいつまで底辺にいるのだろう。そしてその状況でいつまで他人を助けるのだろう。単なる踏み台になっているだけかもしれない。
踏み台にすらなれないよりマシか。

いつか書いたけど、僕は現代社会を生きるのに向いていない。他人の踏み台にしかなれないから。愛される能力がないから。